本日は内科検診を行いました。その様子を少しだけお伝えしたいと思います。

内科検診の様子

子どもたちは自分の発達曲線が印刷された紙を持って順番に並びます。
発達曲線は子どもたちにとっても新鮮なので、
”これ何?””何て書いてあるの?”
と興味深々です。また機会があれば母子手帳等に記載の発達曲線を子どもたちと一緒にご家庭でも確認して下さいね。

先生の様子

当園の内科医は赤嶺先生にお願いしています。

いつも面白いことを言いながら、子どもたちを安心させ、その上で細やかな点までしっかり見て下さる先生です。

子ども達の様子

内科検診を直前に、子どもたちの様子はさまざまでした。
しっかり挨拶して始める子もいれば、注射はないかと不安になっている子、
”ちょっとドキドキしてきた・・・”と話す子と様々でした。
終わった後にはちょっぴり達成感もあったことでしょうね。

内科検診の意義

先生の検診結果は、いつもどおり、保護者の元にお届けします。そこに記載されている学校医の診察結果を家庭でも必ずご確認下さい。
内科検診の意義はもちろん現在の子どもたちの体調を知ることですが、保護者の方にも子どもたちの現状をお伝えすると言う目的があります。
体の不調や成長に対しては、生活、食事、運動、睡眠、ストレス等・・・様々な原因が考えられます。
その原因を知り、しっかりと予防を行うことも是非ご家庭で取り組んでいただけたらと思います。

赤嶺先生、どうもありがとうございました。

先生たちが緑のポロシャツを着ている理由

実は内科検診受診にあたり、先生たちは緑色のポロシャツを着ています。
これには実は理由があるんです。

ポロシャツの紹介

まずはポロシャツの紹介です。
この沢岻こども園のポロシャツは今年度の先生方がデザインして下さいました。
チームカラーの緑に園にゆかりのあるイラストが散りばめられています。

先生たちの着用は子ども達が決めた

子どもたちは今日体育着を着てくるクラスがあったのですが、その話をしていく中で
”僕たちが体育着なら、先生たちも緑色の服で揃えて欲しい”
と言うリクエストがあったと言うのです。

そのことを昨日の会議の中で先生が教えて下さいました。
その子どもたちの案を採用する先生が素敵ですし、
その案を採用した先生の言葉を大切に、他の先生方が協力して下さるのもありがたいなぁと感じています。

道徳性・規範意識の芽生え

守るルールと作るルール

子どもたちに大切にして欲しい姿として、幼児期に道徳性・規範意識の芽生えと言う姿があります。

今回の内科検診は静かにしたり、先生の話をきくと言う皆で守らなければならない約束事やルールが存在し、成り立つ活動です。

一方で、先生たちが緑色のポロシャツを着ると言うことを決めることは、特に皆が守らなくてもいいけれど、子どもたちが作ったいわゆる約束です。

幼児期の間はこの自分達が守るルールと自分達で作るルールが大切だと考えています。

緑色のポロシャツを先生たちが着てくれる、自分達のルールが採用されたと言うのはその案を発言した子にとってはとても嬉しい出来事だったのではないかと感じています。このような出来事は、ポロシャツの事例だけでなく、日々の子どもたちの遊びの中でも常に巻き起こっています。

他の遊びの中では

例えば、今日も将棋に勤しむ5歳児の子どもたちがいましたが、これは完全に既存のルールを守らないと遊びが成立しないですね。
今日もルールを教える役と教わる役で白熱していました。

一方で、例えばどんじゃんけんと子どもたちが呼ぶような遊びは、
”ここで出会ったらじゃんけんするよ”
”棒に乗ったままでも、降りてもいいよ””チームの人数は一緒でもバラバラでもいいよ”
と言うような暗黙のルールで成り立っています。


このようなルールは日々子どもたちの中で書き換えられたりしますが、これは友達の言葉を聞く力や、日々変わっていくルールを理解し対応する力、”そうじゃないんじゃない?”と発言する力など、様々な力が試されます。

このような遊びの中で、またルールを作る力を育んでいって欲しいなと感じています。

まとめ

今回は内科検診と緑色のポロシャツのお話をさせて頂きました。その中で内科検診の意義や、守るルールと作るルールのお話にまで広がってしまいましたが、いかがでしょうか?
また何か気付いた点等あれば教えていただけるとありがたいです。

では本日も楽しみましょう!

園長 大岩 慎治