こんにちは!
最近焼きもののブログばかりが続きますね!笑
ちなみに前回の焼き物は焼き芋でした。前回の焼き芋ブログはこちらからどうぞ。

さて、本日はタイトル通り、子どもたちの昼食メニューであるサンマを焼き上げました。子どもたちの前で、一人一尾のサンマを炭火焼きですよ。
そりゃあもう絶品でした。思い出してもヨダレが止まりません。

今回はその様子と、子どもたちが感じたことの一端をご紹介しましょう。
ちょっと長いかもしれません。笑
気になる箇所だけでもご覧ください。写真だけでも雰囲気は伝わるかな、と思います。

準備〜焼いている様子

まずは準備の様子。まずドラム缶を真っ二つにしました。
これもお手製ですね。この作業も数名ではありますが、子どもたちに見せて作業しました。(もちろん安全に)この準備や一連の活動全てにおいてそうですが
大人の仕事を子どもに見せるってとっても大切だと思っています。
そうやって作るんだ、そんな仕組みなんだ、あの道具を使うんだ・・と子どもたちの想像を膨らませたいなぁといつも願っています。

火がおこっている

炭に着火し、火の勢いが増してくると子どもたちも自然と集まってきます。
”何してるの?”
と尋ねられるので
”火がおこっているんだよ”
と答えました。
”おこる?”
と尋ねられるので、炭に火がついていくことだよと伝えました。
何気ないことですが、日本語の面白いところや、言葉の表現や語彙が広がるきっかけになればいいなと思います。

モヤモヤの世界が広がってきた

子どもたちの視点はとっても素敵なので、広がる火を見て
”モヤモヤが広がってきた!”と注目する子どもたちの姿もありました。
熱の上ってモヤモヤしますよね?ここにも注目するなんてさすが。素敵でした。

いざ焼くべし

火も落ち着いてきたので、クラスごとにサンマを焼いていきました。サンマの姿形を子どもたちと共有することはもちろん、さんまの漢字表記に”刀”という表記が入っている語源にも触れました。特に覚えなくてもいいんです。
子どもたちも”え〜!?忍者みたい!”というリアクションでしたが、何かのきっかけで、いつかこの経験もつながることがあればなぁと願っています。

え?今日みんなで何人?

サンマを焼き上げる前に各クラスに確認しました。
”今日〇〇組さんって何人来てるの?”
すると、指差しながらクラスの人数を数えたり、欠席している子に思いを馳せる子どもたち。
”全部で〇〇人で、2人お休みだから・・”
と指折り数える子もいました。
”それで皆の分と先生の分を焼きたいんだよね〜”
と話すと、さらにその分を指で追加して・・
何気ない会話ですが、思い切り数を意識して話をしています。
食べ物や実物と照らし合わせると数の概念ってすごく捉えやすいのではと考えています。

だって、、食べたいですから。笑

パチパチ、ジュージューって音がする。色も変わったよ!

香ばしい匂いや様々な焼ける音も広がります。
”いい匂い〜!”
”お腹が空いてきた〜!”
”パチパチって聞こえるよ・・”
”ジュージューって!”
皆さんいい鼻と耳をお持ちです。こんなに素敵に感じられるのですから、たくさんのいい音と匂いを届けたいなぁと思います。
もちろん焼き上げていく過程でサンマの表面の色が変わっていくこともとっても興味津々で、
”皮の色が変わった!”
”目も白くなってきたよ!”
と声を弾ませていました・

焼き上がり!

ということで、各クラス焼き上がったサンマを受け取って実食です。

骨って何?

さて、実食の際の最大の壁。それが”骨”です。
なかなか一尾をご家庭で食することも多くないでしょう。高いですし。笑
冷凍の切り身も便利です。
ですが、そんな今だからこそ、子どもたちに魚の本当の姿を伝えたいなぁという思いもあります。実際に
”え!骨ってこんなトゲトゲなの!?”
”こわい”!
と骨の存在に驚いていた子もいました。

が、皆頑張って自分で骨を取って頂きましたよ。
骨の取り方は先生方がとっても丁寧に伝えてくださいました。

まとめ

たくさんの方に協力いただき、今回も美味しいサンマをいただくことができました。
本当にありがとうございました。
また今回の様々な経験が何かにつながれば嬉しいです。
あまりのいい匂いに小学生や地域の方々も魅了してしまったようでしたが、また何か一緒に活動できる機会を楽しみにしています。

皆さん今日は服から炭の匂いが取れないことでしょう。
洗濯、よろしくおねがいいたします!

ではまた! 
園長 大岩 慎治