こんにちは!
週末も楽しく遊んでくださいね!と先週お話しましたが、皆さん週末は楽しく遊んだでしょうか?

さて今日は朝の子どもたちとの会話から印象に残ったエピソードを2つ紹介させて頂きます。

三編みができるまで

朝一人の女の子がこちらにかけよってきて・・

先生見て!

”どうしたの?

”三編みができるようになったんだよ!


と教えてくれました。とっても嬉しそうな表情でした。

どのように出来るようになったのか

急にどうやってできるようになったの?
どのくらい練習したの?

人形で練習したの!
60回練習した!


最初髪を3本にわけるところはお母さんに教えてもらって、そのあとは自分でしたんだよ。

週末にコツコツと頑張ったんでしょうね。以前の挑戦しますのブログで紹介した内容は運動遊びでしたが、こんなところにも挑戦する気持ちが広がっているこどもの姿に嬉しく感じました。

幼虫発見

園庭の砂場では幼虫を見つけた男の子たちの会話が広がっていました。

飼うか、飼わないか

”これって幼虫だよ!

”幼虫って赤ちゃんじゃないの?”

”幼虫って赤ちゃんじゃないよ。お兄ちゃんなんだよ”


という声が聞こえてきます。
どうやら幼虫を見つけた子が、幼虫に詳しい子に話を聞いている様子でした。

幼虫の良さを語る

”これは幼虫だから飼ったら大きくなるんだよ”
”はさみがあったら噛むかもしれないから気をつけるんだよ”
”幼虫は土を食べるんだよ”


と、その子はきっとありったけの知識を、友達に教えてくれていました。

単なる知識の披露とは異なり、相手にわかりやすいように話す様子が印象的でした。
そして聞いている子も

”へぇ〜そうなんだ〜”



と本当に感心している様子でした。
以前のお話にも少し載せましたが、相手のことを分かって、話す・聞くという力が本当に育ってきているんだなぁと実感します。

決定権は相手に譲る

その上で幼虫博士の男の子は、幼虫のお話をひとしきり終えたあと、相手の子にこう伝えます。

”でも見つけたのは〇〇だから、最後は〇〇が決めてね”


凄い言葉でした、しびれますね。
自分の主張もしっかりしつつ、ちゃんの相手の意思を尊重するその子に敬意を感じます。

話を聞いて納得し、選ぶ

そのように話をふられた子も、

わかった!じゃあ・・・


と結論を出します。これだけ汲んでもらえたら嬉しいでしょうね。
子どもも、大人も同じなんだと思います。

結論

結局、その子は飼わないという選択をしました。
理由は2つあって、幼虫が砂場に潜りたそうにしていたこと、まだ小さいことでした。
幼虫博士は少し残念そうにしながらも、

そっか〜じゃあ埋めよう〜



と、少し残念そうにしながらも、幼虫を土に返すことを手伝って上げていました。

まとめ

今日は三編みが出来るようになった女の子と、幼虫を発見した男の子のお話をお伝えしました。

三編みのお話の学び

三編みのお話は”できたこと”に焦点があたってしまいがちですが、その子が”やりたい”と思った意欲や人形で練習するという工夫を考えたこと、本人いわく60回も挑戦したというプロセス(過程)がとても素晴らしいなぁと感じました。

幼虫のお話の学び

幼虫を巡る二人の男の子はどちらも自分の話をしつつもしっかりと相手の話を聞き、その上で相手の決定も尊重する姿に本当にこちらが尊敬するほどでした。

朝から素敵なエピソードを見ることが出来嬉しかったです。
今日も引き続き楽しんでいきましょう!

ではまた!

園長 大岩 慎治