きっかけは子どもたちから
突然ですが、急にお店屋さんを作りたくなりました。
きっかけは子どもたちの姿から。
最近子どもたちが運動遊びだけでなく、空き箱(保育ではよく廃材と呼ばれます)や、紙(保育では?一面だけ白紙の紙を裏紙と呼ばれます)を使って、器用にテレビやチャンネルを作ったり、ロボットやアイドル、お医者さんになりきったりと遊ぶ姿が増えてきて、
子どもたち、制作に興味が膨らんでいるなぁ〜。
何があったらもっと子どもたちの意欲が盛り上がるのかなぁ〜。
と考えていたところ、ある先生がちょうど
”机が一台空いている”と教えて下さるではありませんか。
”子どもたちの制作心をより膨らませる遊びって何かなぁ”
”何か机を生かす方法はないかなぁ”
”どんな場所(環境)を用意していると、子どもたちの意欲が膨らむかなぁ”
”その場所で子どもたちのやりとりや想像力・創造力も膨らんで欲しいなぁ”
”今、子どもたちが興味関心があることをより生かして欲しいなぁ”
・・・
”よし、お店を作ろう”
なんとも単純な思考ですが、急にお店を作り始めることにしました。
これって、先生方は普段から考えられてる思考なんですよね。
以前、幼児教育の意義や目的をお伝え致しましたが、あくまでも幼児教育は環境を通して行う教育です。その環境に、子どもたち自らが主体的に関わる中で試行錯誤し、考え、試し、工夫する中で”子どもたちの何を育てるのか”を日々考える営みです。
一緒にやりませんか?
以前別のブログでも、今年度、当園で作ったものを紹介させて頂きました。
完全に日曜大工レベルですので、どなたか詳しい方、教えて下さい。
先生たちに感謝
何よりもいつも、そのような思いつきにも”いいですね!”と応じて下さる先生方に感謝です。子どもたちが主体的に!と考えている空間で先生方も主体的に、かつ心理的な安全性が図られていることにいつもありがたいなぁと感じています。
作り方
(ここからは頭の中に3分間クッキングのBGMをイメージしながらお読み下さい)
1.木材を揃える
まずは木材を揃えます。購入先はもちろん浦添市民の味方。
メイクマンですね。今日は杉が安かったので、これにしました。
当園の大蔵大臣も許してくれる価格だと思います。
2.面取り、やすり(サンダー)がけ
子どもたちが扱うものですので、面取り(角をとる)ややすりがけを行います。
面取り専用のトリマーという機械もあるのですが、今回はサンダー(やすりがけを機械で行います)を使います。
Before————————————–After
3.塗装
以前扱った塗料が余っていたので、着色することにしました。
木材のままでもいいなぁと思ったのですが、西日が強い場所に設置予定であったことと、ある程度着色することで、その場所を認知しやすい子がいるという思いから、あえて着色することにしました。
ムラが出てすみません・・笑
4.接合
少しだけ長尺ですので、接合をする際には先生の力をお借りしました。
変わらず”いいですね””やりますよ!”といつも前向きな姿に元気をいただきます。
慣れないインパクト(電動ドライバー)は少々難しかったようですが、次第に慣れていっていましたね〜〜。
5.のれん、看板、有孔ボードつけ
少しでもお店の雰囲気が出るように〜・・とカーテンをつけ、どんなお店でも対応できるように看板を設置しました。
子どもたちの想像に任せられるように
また、以前使った有孔ボードが余っていたので、切断し、サイドに設置することにしました。遊びの中で子どもたちがメニューやお店で使用する小道具を引っ掛けて、少しでも楽しむことができればいいなぁという浅はかな狙いです。笑
6,完成
以上の工程を経て、お店が完成しました。
2時間ほどで出来あがったのですが、少しでも面白さを感じて頂ければ嬉しいです。
反省
大きな反省は一つ。
子どもたちに作る場を見せられなかったことです。
以前の制作で、少しは工具の扱いを見せることができてはいたのですが、もっと子どもたちの目の前で作ればよかった・・・という反省が残ります。
次回リベンジですね。
週明けの子どもたちが楽しみ
出来上がりのクオリティは少し置いておいて、なんとかお店やさんっぽい雰囲気は醸し出せたのかな?と思います。
ここから子どもたちのどんなエピソードが出てくるのか、また来週の子どもたちの様子を楽しみにしています。
では皆さん、良い週末をお過ごし下さい。
園長 大岩 慎治