こんにちは。気持ちの良い天気が続きますね。
そんな中、もう台風が2つも発生している状況に驚きを隠せません。
いささか、暖か過ぎたのかもしれませんね。
そんな台風が好きなものは上昇気流と暖かい海でしょうか。

では、子どもたちが好きなものは、なんでしょうか。
それはきっと子どもによって違うのでしょう。

そんな一人ひとりの安心や好きのお話です。

登園時の様子

朝登園する子どもたちを見ていると様々な子たちの姿を目にします。
引き続き楽しみにやってくる子、ヤギの餌を拾ってからやってくる子、保護者の方にしがみつきながらやってくる子、大好きなぬいぐるみに守られながらやってくる子etc・・・

昨日はご機嫌だったけど、今日は・・という子もいたのではないでしょうか。

また、その子それぞれの気持ちに寄り添いながら、お家を出発して来られているんだろうなぁという保護者の皆様の気持ちも伝わってきます。

前からのお友達

不安な子がいると、以前の保育園で同じだった子たちの助け合いもよく見られます。温かいなぁ。ありがたいなぁとこちらも嬉しくなります。落ち着いてくると、登園時に泣いていたのが嘘のように遊び回っている姿をよく見かけます。
 不安になっている時はそれどころじゃない場合も多いですが。

不安同士は伝わることもある

また、登園して不安な気持ちがおさまらない子たちは玄関で少しゆっくりと過ごしています。そんな時
”あ・・この子も自分と一緒だ・・”と妙な連帯感が生まれたりもしています。
そこで一人が立ち上がると、”よし、自分も行こうかな・・”と立ち上がったりする姿も見られます。そうやって遊ぶきっかけもあるんでしょうね。

好きな遊びがある

身辺整理を終えて遊び始めると、子どもたちは自分の好きな遊びを見つけて楽しんでいます。
大好きな動物や恐竜のおもちゃに大興奮する子や、保育室の一角で”スシローやさんだよ!”とお店を楽しんでいる子、友達と一緒に生き物を観察したり、一人で本に集中したりと様々です。
この好きな遊びが子どもにとってとても大切で、これを園内で見つけられるかどうかで園生活の楽しみが違ってきます。

遊んでいくうちに楽しんだり、
・ここは安心なところだ
・好きな遊びがあるところだ
と感じながら気持ちを広げ、挑戦したり、時に友達と言い合ったり、お互いに成長するきっかけになればいいなと思っています。

繰り返しになりますが、そのためにもまずは好きな遊びが大切です。

進級組の気持ち

もちろん戸惑っているのは入園してきた子ばかりではありません。
今まで過ごしてきた園内と子どもたちや担任の先生が変わり、こちらはこちらで今までと勝手が違う様子に戸惑っております。

それだけ周りが見えているとも

不安になるということや、緊張するということは、それだけ周りが見えていると捉えることもできます。以前の状況と比べることもできており本当に成長の一つです。

無理やり肯定する必要はありませんが、子どもたちが感じている気持ちを受け止めつつ、その子にとって安心できる・楽しめる遊びや時間を先生たちと一緒に引き続き考えていければと思います。

ではまた!
園長 大岩 慎治