本日はクリスマス・イブ。この日になると思い出す書籍が2冊あります。とても素敵な書籍なので少し紹介させて頂きます。

「サンタクロースの部屋」

松岡享子:著 こぐま社

”心の中に、ひとたびサンタクロースを住まわせた子は、
心の中にサンタクロースを収容する空間を作り上げている。
サンタクロースその人は、いつかその子の心の外へ出ていってしまうだろう。
だが、サンタクロースが占めていた心の空間は、その子の中に残る。”

「サンタクロースの部屋」 松岡享子:著 こぐま社

この空間がある限り、人は成長に従って、サンタクロースに代わる新しい住人を、
ここに迎え入れることができる。子ども達はいつかサンタさんが誰か気づくのかもしれません。それはいつでも構いません。ただ、何かを【信じた】という【空間】がその子の中に残り、次の何かをまた【信じる】ことでキラキラ輝く人生を送る事が出来れば、これほど嬉しいことはありません。

『サンタクロースっているんでしょうか?』(ニューヨーク・サン新聞 社説/中村妙子 訳/東逸子 絵

今からおよそ130年ほど前、ニューヨーク・サン新聞社にこの質問をしたバージニアという女の子がいました。これは一節ではアメリカ新聞紙上で最も有名な社説とも言われています。そして新聞社が社説の欄で寄せた、とても素敵な回答をまとめたのがこの本です。

”「バージニア、お答えします。サンタクロースなんていないんだという、あなたのお友だちは、間違っています」「この世の中に、愛や、人への思いやりや、真心があるのと同じように、サンタクロースも確かにいるのです」「赤ちゃんのがらがらを分解して、どうして音が出るのか、中の仕組みを調べてみることはできます。けれども、目に見えない世界を覆い隠している幕は、どんな力の強い人にも、いいえ、世界中の力持ちが寄ってたかっても、引き裂くことはできません。”

サンタクロースっているんでしょうか?』
(ニューヨーク・サン新聞 社説/中村妙子 訳/東逸子 絵

広くて深いこの世界をおしはかるためには、すべてを知ることのできるような、大きく深い知恵が必要だということ。サンタクロースを見た人がいないからといって、それがサンタクロースはいないという証明にはならないこと。この世界で一番たしかなことは、子どもの目にも、大人の目にも、見えないものだということの大切さを子ども(小学生以上程度)にも伝わえる絵本として編纂されています。

見えないものの大切さ

本日はご家庭でもクリスマスイブを楽しまれるのではと思います。上記の書籍にもありますが、見えるものが増えてきた昨今だからこそサンタクロースを通して、各ご家庭で大切になさっている見えないものを感じて頂ければ幸いです。良い夜をお過ごし下さい。

先日のお楽しみ会より

先日は子どもたちとお楽しみ会を行いました。保護者の方には動画配信を行っていたのでご覧頂けたと思います(まだの方はこども園からのメールをご確認下さい)が、子どもたちの出し物がたくさんあったり、サンタさんの登場に驚きつつも質問したり、プレゼントをもらったりと楽しい時間を過ごしました。

昼食も特別メニュー

お楽しみ会の特別メニューも素敵でした。ターキーに驚いたり、素敵な盛り付けにうっとりする子どもたちの姿が印象的でした。調理の先生ありがとうございました。

保護者会の皆様からもプレゼント

保護者の皆からも子どもたちにプレゼントを頂きました。一人ひとりに素敵なプレゼントをありがとうございました!

あこがれの楽器演奏

今日楽器の演奏をするの!

今朝、出会った4歳児の女の子がお話してくれました。これは先日のお楽しみ会にて5歳児クラスの子どもたちが手作り楽器で演奏していた様子をみて憧れの気持ちが膨らんだのでしょうね。昨日からうさぎ組の子どもたちの中では、手作り楽器を制作することがブームになっています。お楽しみ会から、このような気持ちも膨らみ微笑ましく感じています。

終了式の様子

さて、本日は2学期の終了式でした。

冬休みの過ごし方

年越しの意味や、干支の移り変わりや冬休みの過ごし方等、先生たちがペープサートを交えて子どもたちに伝えて下さりました。

皆さん怪我や病気には十分注意して思いっきり遊んできて下さい。ただし、規則正しい生活リズムは守ってきて下さいね。笑

良いお年をお迎え下さい

今学期も保護者の皆様や先生方に支えられ子どもたちの活動をサポートすることが出来ました。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。日々の保育活動はもちろん運動会や遠足、バザーやハロウィンパーティー、わくわく保育やお楽しみ会など、子どもたちの目に見える成長も目に見えない成長も感じられたのではないでしょうか。少しでもそのように感じて頂ければ幸いです。まだまだ油断ならない社会状況ではありますが、来年もその状況でベストを尽くしながら職員一同子どもたちの成長をまたサポート出来ればと思います。本年もありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。(2号認定さんは、月曜日からもよろしくお願い致します)

それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。

園長 大岩 慎治