おはようございます。昨日は年長2クラスのわくわく保育でした!
子どもたちはお疲れ出ていませんか?子どもたちの成長をたくさん感じられる時間でした!ご協力ありがとうございました。

わくわく保育とは

子どもたちが話し合い、立案したわくわくする活動を友達や先生たちと一緒に実現させる保育活動です。
長時間の生活の中で、より子どもたちの自主性を育んだりや仲間との関わりを深める1日を過ごすというねらいをもとに活動します。

子どもたちの計画

子どもたちの計画は、今回実施した以上にたくさん話しがあったようです。また先生方や子どもたちから聞いて下さいね。
自分たちで計画を考え、友達に伝わるように発表し、時には友達に反対をされたり、友達の意見と折り合いをつけながら立案した計画です。その話し合い等を通してもこの当日だけでなく、当日までにもたくさんの目には見えにくい育ちがあったと思います。出来ることも大切な部分ではありますが、この”過程”こそ、保育の中では大切にしていきたいと日々感じています。

当日スケジュール

ということで前置きが長くなりましたが、子どもたちの話し合いを経て決まった、当日のスケジュールを発表します。以下を参照下さい。

  1. モノレールで牧志駅へ。
  2. 夕食材料調達(公設市場)
  3. 弁当(公園にて)
  4. 帰園
  5. 休息
  6. 子どもたちで夕食準備
  7. クラスレク
  8. 夕食
  9. 活動振り返り
  10. 降園

まとめると、モノレールに乗って夕食の材料を買いに行き、園に帰ってから皆で調理とBBQですね!とってもわくわくします。また昨日も材料はサンエーやナカハラストアーに少し買い出しに行きました。詳細は下記のブログから御覧ください!

わくわくに向かって


では、今回は写真を多めにいきます。どうぞ御覧ください。

出発

登園し、荷物整理をしてから改めて今日の予定を先生たちと確認しました。交通ルールや公共のルールも確認した上で準備OK!

では経塚駅に向けて出発です!雲ひとつない、気持ち良い青空でした!

経塚駅

経塚駅に到着しました。皆できっぷを確認し、改札を通りました。モノレールに乗る機会がなかった子もいたようでモノレールが到着すると思わず歓声もあがっていましたよ。

モノレール

モノレールに興奮気味の子どもたち。それでも、約束事を守って静かにしようと頑張っていました。初めて乗るモノレールに、ワクワクする子、ちょっと高くて不安な子と様々でしたが車中から見える景色を見ながら自分の知っているところや、場所の様子を話すことを楽しんでいましたよ。また、

自分の家を見つけた!

東京タワー見えた!

と、妄想も膨らんでいましたよ!

牧志駅から国際通り〜公設市場へ

牧志駅に到着すると、皆で国際通りを歩いて公設市場に向かいました。道行く途中で様々な店舗の皆様にお声がけ頂いたり、漂ってくるいい匂いに妄想を膨らませたり、ディスプレイされている商品を眺めては声を弾ませながら公設市場に到着しました。

公設市場の様子

公設市場に到着し、6グループに分かれて順番にお店を見て回りました。沖縄の物がたくさん陳列され、その商品を教えてもらったり、色鮮やかな魚介類等に目を奪われる子どもたちでした。わざわざ奥の方から生のチラガー(豚の頭)を子どもたちの目の前に出して下さったお店の方を初め、市場の皆さんが本当に温かく接して下さいました。ありがとうございました!その中の1店舗にて子どもたちが計画したお肉を各グループ購入することができました。(店舗等HP掲載承諾済み)どこに何屋さんがあるのかを子どもたちが考えられるように確かめながら散策する先生方や、グループごとにどうやって買い物をしようかと考え、店員さんに声をかけていくことにも挑戦する子どもたちが素敵でした。

公園へお弁当を食べに

公設市場を出て、昼食を頂きに緑が丘公園へ向かいました。ここでも、くもじ・にじいろ館の皆様にトイレをお借りしたり、とても親切にして頂きました。ありがとうございました!

各グループの代表の子どもたちあいさつの後、皆で晴天のもとお弁当をいただきました。気持ちよかったですね。お弁当のご協力もありがとうございました。

食後には遊具で思い切り遊びましたよ。ほんとこどもたちの体力も付きましたね。

帰園

公園で遊んだ後は、美栄橋駅まで歩いてまたモノレールに乗りました。帰りは一人ずつチケットを手にし、一人ずつ改札を通りました。無事通れたチケットは今回のお土産です。子どもたちはお家で見せることができていたかな?帰りの車内や構内でもたくさんの方々や車掌さんに優しくしていただきました。ありがとうございました。経塚駅についてからはまた園まで歩いて帰りました。ここまでで、今回のトータル歩行距離は約6km。皆たくさん歩いたね。

ピザ作り

帰園後、休憩してから、各グループに分かれて夕食の手伝いを行いました。昨日に買い出したものを中心に、野菜の皮むきをおこなったり、切り分けを行いました。

BBQ

子どもたちが、夕食の準備を行っている頃、屋上にて木炭に火が灯り始めました。漂ってくる木炭の匂いに、

いい匂い!

臭い!

と色々な感想が寄せられましたが、なかなかそのような匂いを体験する機会も少なくなっているのではないでしょうか?炭の匂いに包まれた経験も中々難しくなってきたのかもしれません。本当は薪を割るところからやりたかったのですが、それは次回にお預けです。

そのコンロの上に、子どもたちがきった野菜たちが次々と投入されていきます。先生方が大活躍されていました。ありがとうございました。また、子どもたちも自分で買ったお肉をひっくり返したりと、少し挑戦しましたよ。

また、焼いている間に、集まった子どもたちが自然とわらべうた遊びで皆で遊んでいる姿が印象的でした。日頃からたくさん、親しんでいる遊びを皆でふっと遊び出す。とても暖かい素敵な時間でした。

出来上がった料理を皆で食べ始めると、子どもたちから口々に

美味しい!

おかわりする!

という声があがり、用意した食材は完食!子ども達がおかわりした上で残食もありませんでした。とにかくとっても美味しかったですね!ごちそうさまでした!

余談ですが、食後数名の子どもたちが

さむい・・

と話していたので、コンロで暖をとってみるように声をかけてみました。すると

とってもあったかい!!

と喜んでいた姿も印象的でした。火は便利ですが、同時に危険でもあります。しかしそのことはきっと聞いただけでは本当の意味では理解できないものだと思っています。

また、同じ暖かいにしても、エアコンの暖かさではなく、手の奥の方からじーんと暖かくなってくる焚き火の感覚を知っている子が、どれほどいるでしょうか。七輪でお餅を焼いたり、暖を取ることで得られる体験も少なくなってきました。聞いたり見たりするだけではわからない感覚を、幼児期のうちにどれだけ用意できるのかなということを改めて感じる時間にもなりました。

振り返り

お腹が膨らんだ頃に日も落ちて、子どもたちが帰る時間となりました。最後に皆ではなのこ広場に集まり、先生と一緒に1日の振り返りを行いました。その後、各グループの代表の子どもたちが今日楽しかったこと・印象に残ったことを一生懸命に発表していました。これも一朝一夕では出来ません。日頃からクラス活動や友達との遊びを通して、話す・伝える・聞く・待ってあげる等の関わりが醸成されているからこそ現れる子どもたちの姿だと感じています。

その後、最後にクリスマスツリーの点灯式。皆でカウントダウンをしてから点灯させるクリスマスツリーを、きっとサンタさんも見ているでしょうね。

まとめ

今回は子どもたちが企画したわくわく保育をこのような形で終えることができました。最初にもお話しましたが、当日だけでなくこれまでの子どもたちのクラス活動や園での遊びでの育ちが十分にあったからこそ出来た活動だと思っています。

子どもたち・先生方・保護者の皆様・街中で親切にして下さった皆様、ありがとうございました。またこれからもわくわくする日常を過ごしていきたいと思います。

ではまた!

園長 大岩 慎治