体育館にて見せ合いっこ

本日は小学校の体育館にて子どもたちが各グループの表現あそびを見せ合いました。先生からお話を聞いて、各グループの表現あそびを披露しましたよ。

 披露はもちろんですが、各グループの先生たちのお話を真剣に聞いている子どもたちの眼差しも印象的でした。先生が大きな声を出さなくても、そちらをすっと向いて聞くという子どもたちの姿は、その姿勢はもちろんですが、先生と子どもたちの関係性が豊かなんだなぁと改めて感じています。

私自身、幼児教育に従事し始めたとき、”言葉は手渡す”と師事を受けたことを思い出します。子どもたちには、大事なものをそっと手渡すときのように言葉を手渡すんだよという学びを思い出すきっかけとなりました。

大きな声を出さずともすっと心が通じ合うというのは素敵ですね。
丁寧に子どもたちと関係性を育んで下さっている先生方に感謝です。

では、各グループの様子を少しずつお伝えします。

エイサーチーム

少し緊張したと話す子も、曲が始まると笑顔になって演奏を楽しんでいました。まだまだ覚えられていない!といった子もいましたが覚えたものをしっかりと披露したいという裏返しにも感じました。

紙芝居チーム

もはやリアルお芝居チームになっていますが、皆で相談した結果のお芝居を広い体育館でも楽しんでいました。次は〇〇だよ!こうするんだよ!という声が仲間内からも観客の子どもたちからも聞こえる姿は、皆で楽しんでいるという感情をとても感じることが出来ました。

わらべうたチーム

日頃から親しんでいるわらべうたを順番に披露してくれました。他のグループも同様ですが、わらべうたは、普段遊んでいるものをそのまま広いところで遊ぶ!という活動なので、広い空間をめいっぱい使って楽しむ子どもたちの姿が印象的でした。ペアや役割も決まっている箇所もあり、子どもたち同士の繋がりも感じます。

見せ合いっこで再発見

子どもたちと先生方が今回の活動に取り組んだ時間は正直多くはありません。
その中で出来ることを楽しんだり、つながりを深めたり、更に遊びを深めたりする姿に、子どもたちのいつでも【遊び学ぶ】姿を感じます。

今回の活動の振り返りを子どもたち皆で行っていましたが、その中で先生が子どもたちこんな声をかけました。


友達の素敵なところみつかったかな?」

その質問に
「〇〇くんの太鼓がかっこよかった」
「〇〇さんのわらべうたがよく聞こえた」
「〇〇ちゃんが楽しそうだった」
等、たくさんの友達の素敵なところを言葉にする姿が聞こえて来ました。

その言葉をかけられた本人の顔が、ゆるんでいたことは言うまでもありません。笑

誰かに褒められるためにというのはまた違ってくるのでしょうが、
他の人の良いところに焦点を当て
よしまた次も頑張ろう!
自分も友達も素敵だな!
と思える活動の一端になっていることを感じ、嬉しく思います。

ではまた明日!

園長 大岩 慎治